福岡に新幹線で到着された方は、福岡県なのに「博多駅」という名称に違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
空港は「福岡空港」ですしね。因みに「福岡駅」はありません。
福岡よりも博多の方が歴史的には長いようです。福岡は武士の城下町で、博多は商人の町。
博多区辺りを散策すると商人の町であったことがわかります。
地名は福岡市で、博多市はなく「博多区」のみ。
なぜこのように混在するようになったのでしょう。
博多駅は、福岡市内での主要な交通拠点で、住所は「福岡市博多区」です。
1888年、市制・町村制の導入が決まり、翌年の県令で「福岡市」となりました。その際、新市名を「福岡市にするのか、博多市にするのか」で市議会が紛糾。投票は13票対13票の同数となりました。最後は、旧福岡藩の武士だった議長が議長席を降りて1議員として「福岡」に投票し、「福岡市」が正式に誕生したという経緯があります。
その代わり、博多側の要望で1989年開通の九州鉄道の駅名は「博多駅」と名付けられました。
博多駅は九州鉄道が九州初の鉄道路線を敷設するにあたり、当時の「博多」の南側にあたる承天寺境内南端部、現在の「出来町公園」付近に福岡市の玄関駅として開業させたそうです。
福岡の方は地元愛が強いので、今でも、博多と福岡は混在しています。
お祭りなども「博多どんたく」「博多山笠」という呼称で、福岡はでて来ません。
以前は博多弁と福岡弁も違ったようですが、最近では曖昧になったようですね。


