福岡といえば、自然やグルメなど魅力が数多く存在していますが、
それだけでなく歴史や伝統に根差した美しい伝統工芸品も有名です。
今回は、福岡の伝統工芸品についてご紹介します。
■ 博多織
福岡の伝統工芸品の中でも有名なのが、博多織です。博多織」は、日本の伝統的な絹織物の一種で、福岡市)およびその周辺地域で製作される高品質な織物です
1241年に宋に渡った博多商人が伝えたのが始まりで、締め心地がよく「キュッキュッ」という絹鳴りは品質のよい博多織の代名詞ともいわれています
博多織は、江戸時代から続く伝統的な織物で、独特の色柄や技法が特徴です。美しく豪華で華やかな織模様や豊かな色彩は、上流階級の間で高く評価され、贅沢な着物や帯、小物に用いられています。
また、博多織の特徴的な模様は、現代のデザイナーにも影響を与えており、ファッションやインテリアにも広く使われています。
美しいデザインも特徴で、その中には花、鳥、風景、幾何学模様などが含まれます。独特の色合いと模様は、日本の伝統的な美意識を反映しています。
博多織はその美しさと高品質から、贈り物やコレクションアイテムとして人気があり、日本の伝統工芸品として高く評価されています。
■ 博多人形
博多人形は、福岡県の伝統工芸品の一つで、福岡市の博多地区で作られています。現在では博多地区外でも多く製作されており、経済産業大臣指定伝統的工芸品の一つです
博多人形は、主に人形遊びに用いられるもので、その歴史は古く、江戸時代から作られていたとされています。博多人形は、美しい色彩や独特な表情を持ち、伝統的な技法によって作られています。その反面、伝統にとらわれない斬新な発想で作られることがあり、国内ばかりでなく海外にも輸出されています。博多美人という言葉は「博多人形」から連想されたようですね。
博多人形は、職人の手によって伝統的な技法を守りながら製作されており、贈り物やコレクションアイテムとして人気があります。
■ 小石原焼
小石原焼は、福岡県朝倉郡東峰村で焼かれる陶器です。江戸時代前期の1662年に、福岡藩3代藩主・黒田光之が肥前国伊万里から陶工を招いて窯場を開いたのが始まりで、器をろくろで回しながら、刃先やハケなどを使い規則的に入れる独特の幾何学的模様が特徴です。
小石原焼は、柳宗悦によって提唱された民藝運動の中で小鹿田焼が脚光を浴びた後、そのルーツである小石原も注目されるようになりました。
1954年に柳やバーナード・リーチらが小石原を訪れ、「用の美の極致である」と絶賛したことで全国的に知られるようになりました。また1958年の「ブリュッセル万博博覧会」でグランプリを受賞し、「用の美」のキャッチフレーズと共に注目されるようになりました
小石原焼は、その美しさ、独自性、高品質から、国内外で評価されており、コレクションアイテムや贈り物として人気があります。
■ 久留米絣
久留米絣は、福岡県久留米市および周辺の旧久留米藩地域で製造されている絣で、綿織物で藍染めが主体です。 あらかじめ藍と白に染め分けた糸(絣糸)を用いて製織し、文様を表します。
1957年に国の重要無形文化財に指定されました。
江戸時代後期1800年頃に現在の福岡県筑後地方で生まれました。考案したのは、当時わずか12歳の少女です。
久留米絣協同組合は200年以上にわたり培われた、大切な伝統を守るとともに、品質のさらなる向上と、業界の発展を目指して活動しています。
久留米絣は、その美しいデザイン、高品質、伝統的な手織り技術から、贈り物やコレクションアイテムとして人気があり、日本の伝統工芸品として高く評価されています。
■ 八女福島仏壇
八女福島仏壇は、福岡県八女市で作られる仏壇で、多くの工程の中で多くの様々な職人が携わる、伝統工芸の集大成とも言える重要な存在です。みずみまで金ぱくを使用した八女福島仏壇は、作りが精巧で華麗であることが特色。
八女地方は古くから信仰心の強い土地柄で、地域内には奈良時代建立の大円寺、行基建立といわれる光明寺、その末寺の上妻(八女)の七福寺といわれる寺々があります。江戸時代に入ってキリシタン禁制が法制化されたという背景のなかから仏壇作りが始まったとみられています。
■ 上野焼
「上野焼(あがのやき)」は福岡県田川郡福智町周辺で作られている陶器で、約400年もの歴史があります。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の引き上げの際、加藤清正が連れ帰った尊楷(上野喜蔵)が、細川忠興の小倉城入城の際に招かれ、豊前国上野に開窯したのが始まりです。上野焼は、茶道にふさわしい名陶として人気があります。生地が薄く、軽量であることが特徴で、多彩な釉薬を用いて窯変を生み出すことができます。 絵付けは基本的に用いられず、色彩豊かで独特な風合いを持つ器が作られます。
上野焼には、茶道の精神である「侘び寂び」が色濃く反映されています。決して目立ちすぎることはないけれど、どこか存在感のある雰囲気が魅力です。
■ 八女提灯
八女提灯は、福岡県八女市周辺で作られている提灯で、盆提灯が主流です。一条螺旋式の竹骨と、花鳥や草木の美しい彩色画が施された火袋が特徴です。1813年頃に福岡県八女郡福島町で荒巻文右衛門によって作られた場提灯が起源と言われています。
提灯の内部に灯りを入れた際に、美しい光が広がります。
いくつか福岡の伝統工芸品をご紹介しましたけれど、やはり「博多織」と「博多人形」が有名だと思います。
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